社長コラム

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謹賀新年 ~”ebs New Normal”から”ebs Style”へ

2022年となりました。2021年は感染者数の増加と緊急事態宣言対応に終始し、1年を通じてビジネス環境も不安定でした。 昨年初の本欄で”ebs New Normal”を創ろう、と申し上げましたが、ebs役職員の皆さんの努力でこの難しい環境にも適応でき、リモートワークとオフィス勤務を組み合わせながら1年間確りと業務運営出来ました。

こうした2021年の活動状況を踏まえ、人形町の開発センターを旧来の「仕事をする場所」から「仲間が集う場所」へとリノベーションすることにしました。 「リノベーション」といっても、豪華な什器が入る訳でもなく、オシャレなオフィスデザインになる訳でもありませんが、少しでもオープンな環境の中で社内コミュニケーションが活性化し、ひとりひとりが成長する機会が増えて行けばと思っています。

何よりも今回のリノベーションを通じて、新しい環境で役職員が成長し、より高付加価値、より高品質のサービスをお客様にご提供していくことを目指しています。 昨年度の”ebs New Normal”を、今年度は”ebs Style”へと進化させ、更にお客様に喜んで頂ける技術・サービスを提供できる組織となるよう、役職員の皆さんと今年1年間頑張って行きたいと思います。

今月のひとこと 「日々是好日(にちにちこれこうじつ)(禅語)」

現在は突然やってきた訳ではなく、過去の1日1日の積み重ねの上にある。また将来も突然訪れる訳ではなく、これからの1日1日の積み重ねの先にある。そう考えると、1日として無駄な日は無く、全てが大切な日、かけがえの無い日、と説いている禅語。 目先の出来事に一喜一憂してはいけない。日々のひとつひとつを「今しか出来ない経験をさせてもらっている」と大きく受け止め、一方では日々反省し、学ぶ心構えを持つことで、全ての日が「好日」として意味ある日になるのだという。

当社も、今年は第6次中期経営計画の初年度として、質量ともに高い目標にチャレンジしていく。1年間の中では厳しい局面、上手く行かない局面が多々あると思う。 お客様の当社に対する要求も、より高く、より厳しくなっていくだろう。そうした時に個人として、チームとして、会社として、真摯に課題に向き合うことが大切だ。

チャレンジに苦労や失敗はつきもの。上手く行かない時に犯人捜しをしたり、他人のせいにしたり、目先を変えたりするのではなく、失敗をも「好日」として次の成長の糧にする逞しい組織にこそ、明るい将来が拓けていくのだと思う。

今年の1冊 「人生100年時代を生き抜く5リテラシー(近藤章/石田正)」

バブル経済崩壊後、日本は長い低迷が続いている。筆者は「高度成長期の成功体験が、大きく環境が変わった時代にハンディキャップになっている」のだという。環境変化の一つは企業に余裕が無くなったこと。かつては大手企業に勤めれば年金や再就職が保証されたが、企業もこの制度を維持出来なくなっている。 もう一つは、本書の副題にもあるように「人生100年時代」となったこと。以前は55歳で定年、その後10年余りをゆっくり過ごせばよかったが、今は年金支給は65歳から、その後も20年以上の時間がある。

このような時代に生きていくために①投資知識、②国際コミュニケーション能力、③情報通信技術知識、④会計知識、⑤税務知識、の5つのリテラシーが必要だという。本書には度々「鳥瞰」という言葉が登場する。大切なのは、自分がどのような人生を送りたいか、そのために会社や仕事とどう向き合うか、会社任せではなく基礎知識を持って自分でキャリアをデザインしていく姿勢だ。

当社も「プロフェッショナル集団」として、会社と個人は対等な関係にしていきたいと考えている。チームワークの醸成や個々人の成長の機会は重要だが、一人一人が自律した組織でこそ、プロが集い活躍出来る。日々の仕事に向き合う際の参考に、自分自身の人生設計の羅針盤に、読んでおきたい一冊。