社長コラム

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第4四半期 ~今年度最終コーナー

10月から第4四半期です。12月決算の当社にとっては今年度の最終コーナーになります。コロナ禍、緊急事態宣言、テレワークがすっかり日常となってしまったなかで、 当社は目まぐるしい環境変化にも臨機応変に対応でき、年初に打ち出した“ebs New Normal”も形になりつつあります。 業績面でも、感染者の増減で緊急事態宣言が繰り返される不安定な環境下でしっかりとリスクコントロールでき、お客様に大きなご迷惑をお掛けすることなく運営できています。

特に、今年度は売上や利益の数字だけではなく、「役職員一人一人が各持ち場で主体的に動くことで組織全体を動かしていこう!」とお話して来ました。 ここまでの実績は一人一人の努力を体現しており、当社が目指している「筋肉質なプロフェッショナル集団」が形になってきています。

まだまだ緒についたところではありますが、第4四半期はこの流れを大切にし、今年度をしっかりと締め括って来年度の更なる成長に繋げましょう。

今月のひとこと 「雨が降っても自分のせい(松下幸之助)」

松下幸之助氏の有名な言葉。上手く行かなかったときに、それを他人のせいにしたところで組織も個人も次の成長や発展には繋がらない。上手くいかなかったときこそ、自分に何が欠けているのかを考える貴重なチャンス。「雨が降っても自分のせい」と受け止められる強い「当事者意識」が人も組織も成長させる。

当事者意識を持って仕事をすることは当然のことのようだが、松下幸之助が言葉として残し、名言として語り継がれているということは、この当たり前のことが実際の組織運営では難しい、ということに他ならない。組織が大きくなればなるほど、大半の出来事が「他人事」になり「自分事」として受け止めなくなる。中には「雨が降ったのはお前のせいだ」と逆にマウンティングするリーダーも居ると聞く。そうなると、もはや組織の体を成さないだろう。

皆さんの周りには「雨が降っても自分のせい」と一緒に考えてくれるような上司、仲間はいるだろうか。皆さん自身はどうだろうか。当社も業容拡大に伴って体制整備や役割分担を進めてきたが、組織が大きくなっても社内で起きていることを「自分事」として、仲間と共に考える組織風土を育んでいきたい、と思う。

今月の1冊 「働くあなたの経営学(佐々木圭吾)」

書店の店頭にはいつも分厚い組織論や戦略論の本が積まれ、「経営学」は敷居の高い印象が強い。本書は「経営学」と冠しているが、都内の中小企業に勤めて3年目という若手社員と経営学の教授(筆者)が、会社で起きていることや日常感じている悩みなどを対話しながら、教授が若手社員にアドバイスする、という異色の構成になっている。

戦略、組織、リーダーシップ、人材育成と若手社員が感じる疑問に対して、教授は答えを教えるのではなく経営学の様々な考え方を紹介しながら「受け止め方」や「仕事に取り組む姿勢」をアドバイスする。ここではポーターもドラッカーも参考事例に過ぎない。理論に偏ることなく「戦略は数あるマネジメントツールの一つ」、「組織と個人は並び立たない対立関係」と働く人の気持ちに寄り添う。何よりも、組織や戦略を有効に機能させるためには「仕事を面白いと感じる職場」であることが重要であり、単純な賃金アップやリーダーの掛け声で人は動かないという。「エンジンのない車にいくら燃料を入れても走る訳が無い」のだと。

経営学という世界に少し触れてみるという意味でも、普段仕事の中で感じていることを整理してみるという意味でも、若手からベテランまで、目を通しておきたい一冊。